平和憲法九条を守る

前述の日本労働弁護団の、「自衛隊員と家族・恋人のための緊急相談」の相談内容です。安保法制成立前ですので「法案」という記述があります。

いつ後ろに向かって発射してくるかわからない。

【元自衛隊員】入隊時に自己犠牲は覚悟しているが、外国へ行くのはダメ。行ったら侵略になる。イラクから戻ってきた隊員には、精神疾患で自殺した人が多い。これも一つの戦死と言えば戦死。射撃は精神的に弱い人にとっては怖い。ホテルで自殺した知人がいる。いつ後ろに向かって発射してくるかわからない。隊内での暴発の話を聞いている。安保法制はアメリカと対等ではない。無理を通そうとしている。

命令だから断れない

【自衛隊員の妻】夫の海外派兵が決まっている。夫は今、派兵に向けた訓練をしている。派兵先の伝染病に対する予防接種なども受け、夫は身の危険のある任務も含まれると説明を受けている。夫は、命令だから断れないというが、子どもも小さいので心配。自衛隊からは、海外派兵任務の具体的内容や、危険性や身の危険があったときに部隊がどの様な対応をしてくれるのかなどの説明が一切ない。

文句を言わずに応じるようにとのことが記載されていた

【自衛隊員の義母】先週、隊員に、ご家族の方へとの隊員の家族宛の文書が配布されたとのことを娘から聞いた。当文書には、今後、転勤等を命じられた場合に、文句を言わずに速やかに応じるようにとのことが記載されていたとのことであった。今回の安保法案と関係があるのではないか。今後、海外派兵等を命じられるのではないかと、心配している。

弁護団の相談窓口へのコンタクトを禁じられた

【自衛隊員の妻】夫に「もしも安保法案が通ったら自衛隊を辞める覚悟でいてほしい」と言っています。夫も転職を悩んでいます。いま辞めないと辞めにくい状況になり、否応なしに戦地に送られることになるかもしれないと感じています。辞めたいと言い出した自衛官がいじめにあったり処罰されたりするのではないかという不安もあります。私の周りには同じように子育て世代の自衛官の家族がたくさんいます。秘密保護や政治活動の禁止など、規制されているので、みんな口を大にしてそのようなことは言えないようです。でも本音で話せる仲間内では、私と同意見の家族ばかりです。誰も夫を戦地になんて行かせたいと思っていません。そういった友人たちの声もこちらで代弁したいと思っていました。夫は、最近、職場から、このような弁護団の相談窓口へのコンタクトを禁じられたそうです。

上官から「墓くらいはどこかしらべておけ」と言われた

【陸上自衛隊員の母親】安保法制が成立するのではないかと大変心配である。息子は、口を閉ざしてあまり話したがらない。ただ、最近、上官から「こういう仕事なんだから、墓くらいはどこかしらべておけ」と言われたらしく、お墓の場所を(母親に)聞いて来た。最近、出港が多くて、訓練も増えている。安保法制成立後に向けた訓練ではないか。息子のほうから、「デモには行かないで」と言われている。もともと息子は国を守りたいという意識で入ったのだけれど、安保法案が成立するとそうではなくなるのではないかと、心を痛めている。

再就職先は最近もなくて、個々の隊員の将来のことも考えられていない

【自衛隊員の恋人】安保法案には反対。今回の法案のことを彼と話をすることがある。隊の中で、彼が不安なことを口にすると、「そんなことを口にするもんじゃないよ。それがうまい立ち回りの方法なんだから」ということを言われた。政治的な活動も制限されているので、安保法案について議論できるような状況ではないと言っている。退職後の再就職先もなくて、一部の幹部は保障されているが、一般の隊員は30代で退職を余儀なくされても、再就職先は最近もなくて、個々の隊員の将来のことも考えられていないまま、安保法制のことだけが先行していて心配。



“自衛隊員の家族の声” への1件のコメント

  1. momo より:

    初めてHPを読ませて頂きました。とてもわかりやすく内容の濃いHPなので、見入ってしまいました。特にこの自衛隊の家族の声欄は、普段は聞けない声が掲載されていましたので、心が潰されそうでした。お気に入りに登録しました。またおじゃましたいです。HP管理が大変な事と思いますが、期待しております。

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